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両陛下、海づくり大会に


最後の「三大行幸啓」

 高知県を訪問中の天皇、皇后両陛下は28日、高知市と土佐市で開かれた第38回全国豊かな海づくり大会の関連行事に出席された。1981年の第1回大会から出席し全国を巡ってきた。来年4月末の退位を控え、春の全国植樹祭、秋の国民体育大会を含めた「三大行幸啓」と呼ばれる毎年恒例の地方公務は今回が最後で、新天皇、皇后となる皇太子殿下御夫妻が引き継がれる。

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天皇、皇后両陛下は第38回全国豊かな海づくり大会でイシダイの稚魚を放流された=28日午後、高知県土佐市の宇佐しおかぜ公園(代表撮影)

 同日午前、高知市の市文化プラザ「かるぽーと」での式典では、大会会長の大島理森衆院議長があいさつ。両陛下が皇太子夫妻時代から出席してきたことに触れ、「数多くの人々が海や漁業に対する関心と理解を深め、豊かな海づくりに参加するようになりました」と謝意を述べた。両陛下は、土佐市の中学3年の女子生徒による最優秀作文の発表に、壇上で拍手を送られた。

 午後は、土佐市の宇佐しおかぜ公園で開かれた行事で、両陛下がバケツに入ったイサキとイシダイの稚魚を海に放流された。海上では地元漁船によるパレードも行われ、両陛下は笑顔で手を振られた。

 来年の海づくり大会は秋田県で、2020年は宮城県で行われる。