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天皇陛下、最後の田植えされる


 天皇陛下は25日午後、皇居内の生物学研究所脇にある水田で、毎年恒例の田植えをされた。宮内庁によると、陛下は来年4月30日に退位した後、皇居での稲作を新天皇となる皇太子殿下に引き継ぐ意向で、天皇として田植えを行うのは今回で最後となる。

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天皇陛下が田植えをされる=25日午後、皇居・生物学研究所脇の水田(宮内庁提供)

 陛下は長袖のシャツに散策用のズボン姿。黒い長靴を履いて水田に入ると、しゃがみ込んでもち米のマンゲツモチとうるち米のニホンマサリの苗計90株を丁寧に植えられた。

 20日に皇太子殿下御夫妻や秋篠宮殿下御一家とともに陸稲(おかぼ)などの種をまいた畑を眺めて、「もう芽が出てきたね」と笑顔を浮かべられる場面もあった。

 皇居での稲作は昭和天皇が始められ、陛下が引き継いで種まきから刈り取りまでの作業を毎年続けられてきた。収穫された米は11月に行われる新嘗祭などに使われる。