皇太子殿下御夫妻、トンガ在留邦人と御懇談


雅子さまも急きょ御出席

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皇太子殿下御夫妻は在留邦人代表者らと懇談された=5日午後、トンガ・ヌクアロファ(代表撮影・時事)

 【ヌクアロファ時事】トンガを公式訪問中の皇太子殿下御夫妻は5日午後(日本時間同)、首都ヌクアロファの日本大使館で在留邦人らと約30分間懇談された。雅子殿下は当初負担を考慮して欠席される予定だったが、急きょ出席が決まった。

 御夫妻が参列した国王ツポウ6世の戴冠式でトランペット奏者を務めた鈴木真一さん(42)に、御夫妻はそろって「素晴らしかったです」と感想を述べられ、雅子さまは「皆さん音楽が素晴らしかったと言っていました」と付け加えた。日系3世の出席者2人には、雅子さまは流ちょうな英語で話し掛けられていた。

 トンガから日本に帰化し、ラグビー日本代表で活躍したシナリ・ラトゥさん(49)は懇談後、雅子さまについて「元気そうで良かった。本当に光栄で、今回来て良かったです」と話していた。

 宮内庁によると、御夫妻は帰り際、波が岸壁に打ち付けるたびに豪快な水柱が上がる観光名所「ホウマの潮吹き穴」に立ち寄り、歩きながら水柱が上がる様子を見て楽しまれたという。

 皇太子殿下はこれに先立ち、ヌクアロファ郊外の離宮で、国王の長女アンジェリカ王女主催の昼食会に出席された。全ての予定を終えた御夫妻は6日、チャーター機で帰国される。