両陛下、労災犠牲者を御慰霊


高尾みころも霊堂で供花される

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天皇、皇后両陛下は高尾みころも霊堂の拝殿で花を供えられた=16日午後、東京都八王子市

 天皇、皇后両陛下は16日午後、労働災害の犠牲者を慰霊するため、東京都八王子市の高尾みころも霊堂を訪れて供花された。

 同霊堂は1972年5月に労災保険法施行20周年を記念して建立された。戦後に労災で亡くなった約25万人が合祀(ごうし)されており、両陛下は皇太子夫妻時代も含めこれまで5回、同霊堂を訪れられている。

 両陛下は11階の拝殿で白菊の花束を供え、並んで深く一礼された。労災の現状について説明を受けた天皇陛下は「平成になってからずいぶん減っていますね」と感想を述べておられた。