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桂宮親王の本葬、厳かに 三笠宮殿下御夫妻、沈痛な面持ち


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桂宮親王の「斂葬(れんそう)の儀」に参列された三笠宮殿下御夫妻=17日午前、東京都文京区の豊島岡墓地

 桂宮宜仁(よしひと)親王の本葬「斂葬(れんそう)の儀」が行われた豊島岡墓地(東京都文京区)の会場は17日、深い悲しみに包まれた。高円宮親王、寬仁(ともひと)親王に続き3人の息子に先立たれた喪主で父の三笠宮殿下(98)と母の同妃百合子殿下(91)。沈痛な面持ちで、最後の別れを告げられた。

 午前9時35分、ひつぎを乗せた霊車が墓地に到着。雅楽の葬送曲である道楽(みちがく)が奏でられる中、霊車はゆっくりと葬場へと進んだ。喪主代理を務める彬子(あきこ)女王殿下(32)らが砂利道を踏みしめながら後に続かれた。

 司祭長が桂宮さまの生前の功績をたたえる祭詞を大和言葉で読み上げると、彬子さまはハンカチで目元を拭われた。

 天皇、皇后両陛下の使者に続き、彬子さまが玉串をささげて拝礼。三笠宮殿下御夫妻も車いすのまま並んでひつぎの前に進み、背中を丸めるようにして頭を下げられた。

 これに先立つ午前9時前、ひつぎが納められた霊車は三笠宮さまと百合子さまらに伴われ、赤坂御用地(東京都港区)の赤坂東邸を静かに後にした。楽隊がショパンの葬送行進曲を奏で、職員らが黙礼して見送る中、葬列は豊島岡墓地に向かった。