皇太子殿下「両国の親善に努めたい」、スイス訪問を控え御会見


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皇太子殿下はスイス訪問を前に記者会見された=13日午後、東宮御所(代表撮影)

 皇太子殿下は17日からのスイス公式御訪問を前に、お住まいの東宮御所で13日、記者会見し、「古くからの交流に思いをはせながら、今回の訪問を通じ、さらに両国の親善に努めたい」と抱負を述べられた。

 皇太子殿下のスイス御訪問は約30年ぶり。「スイスの雄大な自然や美しい歴史的な町並みは大変強い印象を残しました」と当時を振り返り、「スイスの方々と再びお会いするのを楽しみにしております」と語られた。

 皇太子妃雅子殿下が同行されないことについては、行事や日程を考慮し、医師とも相談した上で決められたと説明。「雅子も残念に思っております」と話された。

 学習院女子中等科に進学した長女愛子さまを支える中で雅子さまが気を使うことが多く、医師から「あまり無理をしないように」と助言を受けているという。御一家での私的旅行を含めた海外訪問の可能性については「現時点で見通しについてお答えするのは難しい」と語られた。