愛子さま、初等科御卒業  殿下御夫妻と笑顔で会釈


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愛子さまの学習院初等科卒業式を前に、正門前で記念撮影される皇太子殿下御一家= 18日午前、東京都新宿区(代表撮影)

 皇太子殿下御夫妻の長女愛子殿下(12)は18日午前、学習院初等科(東京都新宿区)の卒業式に出席された。4月からは学習院女子中等科に進学される。

 セーラー服姿の愛子さまは午前9時ごろ、御夫妻とともに初等科の正門前に到着し、報道陣から「おめでとうございます」と声を掛けられると、笑顔で会釈された。

 宮内庁東宮職によると、卒業式で愛子さまは「敬宮愛子」と呼ばれ、はっきりした声で「はい」と返事。三浦芳雄初等科長から卒業証書を受け取られた。卒業生は愛子さまを含めて125人。

 愛子さまは2年生だった2010年2月、学校生活に不安を訴え、登校できなくなった。雅子さまが付き添いを続けられるなどした結果、約1年半後からお一人で登校できるようになられた。4年生から管弦楽部、5年生からバスケットボール部に所属し、学校行事に積極的に取り組まれていたという。

 皇太子殿下は今年2月、54歳の誕生日の記者会見で愛子さまの卒業について「感慨深いものがあります」と語られた。