世界日報 Web版

「現代の重要問題」解決へ、各国の協力を呼びかけ


アジア太平洋サミット2018開幕-ネパール

演説するUPFの韓鶴子総裁

 【カトマンズR・キッテル】アジア太平洋サミット2018(主催・UPF)が「現代の重要課題に取り組む-共生・共栄・共義」をテーマに、ネパールの首都カトマンズで1日、開幕した。UPFの韓鶴子総裁やネパールのオリ首相、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問、カンボジアのフン・セン首相ら各国首脳、要人らが演説し、気候変動など世界が抱える問題に、各国が協力して対処していくよう呼び掛けた。

 韓総裁は、「(歴史の中で各国は)自国の利益のために文明を発展させてきた。個人主義だ。欧州は産業革命で発展したけれども信仰的には荒廃した」と、自己の利益を追求する世界の現状に警鐘を鳴らすとともに、「希望のある世界を未来の青年に開いていかなければならない」と、「互いにために生きる生活」の重要性を訴えた。

 また、「神に侍るアジア太平洋圏、神アジア太平洋・文明圏時代」を宣言、「そこに国境線はない。人種問題はない。思想問題はない」と国、人種を超えた新たな文明圏の創設を表明した。

演説するネパールのオリ首相(小川裕介撮影)

 ネパールのオリ首相は、「たくさんのグローバルな問題を解決するために21世紀の人間たちは、生活水準を上げてきたが、問題は依然、たくさんある」と、地球温暖化、気候変動が深刻化していることを指摘、「各国の無責任な対応が原因」と各国が協力してこの問題に取り組む必要性を訴えた。また「世界のどの国も単独では生きていけない」と平和と発展へ世界的な協力の重要性を強調した。

 会議には、アジア太平洋圏45カ国から現職首相ら要人500人を含む1500人が参加。2日に平和と協力のための「カトマンズ宣言」を採択し閉幕する予定。

スー・チー氏「平和文化」実現を

 【カトマンズR・キッテル】ネパールの首都カトマンズで開幕したアジア太平洋サミット2018(主催・UPF)で1日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問、南太平洋の島国ナウルのワカ大統領らが演説、平和文化創出への取り組みを各国に求めるとともに、世界各国が協力して地球温暖化の抑制で協力していくことの重要性を訴えた。

演説するミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問(小川裕介撮影)

 スー・チー氏は、「どの国も一つの国としては生きていけない。相互に助け合わなければならない」と「共生」の重要性を強調、「それぞれの国がその責任を理解し、果たさなければならない」と、世界各国に「平和文化」実現への取り組みを呼び掛けた。

 会議には、ナウルのほか島国サモア、ツバルからも元首が出席、演説で、地球温暖化による海面上昇などに対する危機感を訴えた。

 ナウルのワカ大統領は「温暖化、資産の喪失、森林伐採、環境汚染が、私たちが生きている国々で大変な問題になっている。もう一度考えるべきだと思う」と地球的な環境破壊に対して、世界が一致して取り組む必要性を訴えた。また、サモアの元首、トゥイマレアリッイファノ・スアラウビ2世は、世界平和の実現へ「調和、共存、繁栄」を中心に据えた活動を各国に呼び掛け、ツバルのイタレル提督は、貧困、飢餓、疾病の緩和への取り組みの重要性を強調、安全保障の問題が最重要課題だと訴えた。