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「親から子育て教えられた」「子供の世話の経験」は半数


「親から子育て教えられた」「子供の世話の経験」は半数

親になる前に小さい子供とふれあう経験や育児について学ぶ機会があったという割合

 親になる前に小さい子供の世話を経験したり、子育てに関して親から教えられたという人は半数程度にとどまるという調査結果が、国立教育政策研究所が行った生涯学習に関する調査(平成23年11月)で出ている。

 乳幼児から高校生までの子供を持つ親など1200人の回答をまとめた。

 自分が親になる前に小さな子供と触れ合ったりした経験があるかを聞くと、「親戚や知人の子供の世話をした」経験のある人は44.6%、「弟や妹の世話をした」は32.3%。

 子育てについて、「自分の親や親戚から教えてもらった」は55.4%、「育児のガイドブックや本を読んだ」も54.5%で、小さい子供に直接触れる機会は少ない状況だ。また、親になる前や結婚するまでに、保健所などが行う家庭教育講座を受けた人は2割にとどまっている。

 三世代同居の減少、兄弟数の減少などで、子育ての知恵を世代間で学んだり、小さい子供と触れ合う機会が減る傾向にある。せめて三世代が近居しやすい制度を整えたり、学校教育で子育ての意義を学び子供と触れ合う機会を増やす必要がありそうだ。