母親と「同居」か「近居」出生数が多い傾向に


母親と「同居」か「近居」出生数が多い傾向に

祖母(夫婦の母親)との同居・近居・別居の別にみた子供数

 母親と同居する夫婦、つまり三世代の家庭ほど多くの子供を生む傾向にある。

 国立社会保障・人口問題研究所が行っている「出生動向基本調査」によると、夫婦の平均出生子供数(完結出生児数=結婚15~19年の夫婦の平均出生子供数)は2010年に1.96人と初めて2人を割っている。

 この中で、母親と同居している夫婦ほど出産する子供数が多く、次いで「近居(同じ市区町村に住んでいる)」、「別居」の順になっている。

 別の調査で都道府県単位の傾向を見ても、山形県や福井県など三世代の比率が高い県は出生率も高くなっている。

 これは同居により母親(子供の祖母)に子育てや家事を手助けしてもらえることが大きい。三世代同居が年々減少するなど世帯構造が変わってきたため、逆に子育て支援を家庭外に求める必要が大きくなってきたというわけである(平成25年版厚生労働白書)。

 ここ数年、千葉市や品川区など、三世代が同居または近居する際の支援事業を導入する自治体も各地に広がってきている。家族の絆を生かした少子化対策と言えよう。