スマホによる夜更かしで健康や学業に深刻な影響


スマホによる夜更かしで健康や学業に深刻な影響

中学生の就寝時間

 厚生労働省は先月、「健康づくりのための睡眠指針」を11年ぶりに見直した。眠りと健康について研究成果を踏まえ、対応策なども示している。

 この中で、特に中高生については次の点に言及している。子供たちは、もともと年齢が上がると夜更かしが増えて体内時計がずれてしまい、睡眠時間が不規則になりやすい。さらに、寝床に入ってから携帯電話、メールやゲームなどに熱中して眠れなくなってしまうことがある、と注意を呼び掛けている。

 日本スポーツ振興センターの平成22年の調査によると、中学生で午後11時以降に寝るという生徒が47.3%に上る。19年度に比べると増えている。

 就寝時刻が遅くなり、睡眠不足が続くと、生活習慣病など深刻な健康問題や体重の増加、学力の低下、メンタルヘルスなど様々な問題が起きることが明らかになっている。しかも、寝床で携帯やスマートフォンを利用する頻度が多いと、不眠症になったり、目への影響も大きくなる。

 愛知県刈谷市が小中学生の家庭に、午後9時以降の携帯やスマホの使用を禁止するよう要請したことには賛否もあるが、睡眠の問題を考えても、こうした対応を検討する必要があるだろう。