止まらぬ子供の視力低下、スマホやネットの影響大


止まらぬ子供の視力低下、スマホやネットの影響大

 スマートフォンやインターネットの影響により、子供の視力の低下が進んでいる。

 平成25年度学校保健統計調査によると、裸眼視力1.0未満の児童生徒の割合は、小学生では30.52%。中学生52.79%、高校生は65.84%。高校生ではこれまでで最も割合が高い。

 変化の推移をみると、特に小学生は平成15年度25.61%だったのが、25年度は30.52%と、増加幅が大きい。小学生の3人に1人は、裸眼では授業に支障を来すというのは深刻。

 内閣府の青少年のインターネット利用環境実態調査によると、小学生4~6年生で4人に1人、中学生になるとほぼ2人に1人、高校生ではほぼ100%近くが携帯を所有している。

 30年前、携帯を利用していなかった父母世代をみると、裸眼視力1.0未満は小学生18.17%、中学生35.49%、高校生52.17%と、今よりかなり低い。

 成長期の子供の視力は外界の影響を受けやすく、簡単に悪化してしまう。小さい時にいったん身に付けてしまった習慣はなかなか変わらない。家庭で携帯利用のルールや制限は必要だが、実際はできていない。心身への影響が大きい小学生には携帯を持たせないというのが、現実的に賢い対応だろう。