世界日報 Web版

中国当局によるウイグル人への虐待、過酷な…


 中国当局によるウイグル人への虐待、過酷な弾圧を「状況は地獄より酷い」と日本ウイグル連盟のトゥール・ムハメット会長は告発する。家族が収容所にいるというアブドラルラフマン・アイシャンさんは、中央アジアでビジネスをしていて身の危険を感じトルコに亡命した。

 断片的に漏れ伝わった現地の壮絶な実態から、安倍晋三首相に「『母と妻を(いっそのこと)殺してやってくれ』と中国に伝えてほしい」とまで訴えるほどだ。以上は東京・永田町の憲政記念館で行われた呉竹会アジアフォーラムについての9日付小紙記事から。

 ウイグルの悲惨な状況の一端を知らせるため、小紙は新疆大学長だった無辜(むこ)の兄が死刑判決を受けたという在米ウイグル人牧場主ヌリ・ティプ氏(11月30日付)、米国に拠点を置く「東トルキスタン共和国亡命政府」大統領のアフメットジャン・オスマン氏(9月7日付)らのインタビューを掲載した。

 だが、日本ではまだ十分に伝えられているとは言えない。米国ではペンス副大統領がハドソン研究所での対中包括演説(10月4日)で「100万人ものウイグル人投獄」を問題視。

 米議会年次報告書(同10日)も「(虐待が)人道への罪に該当する可能性」に触れ糾弾した。

 東洋学園大教授の櫻田淳氏は、中国各地の「収容施設」が欧米の目に「ナチス・ドイツの『強制収容所』と同じ類のもの」(小紙11月22日付)に映る可能性に言及し警告しているのである。