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プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが来年1月…


 プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが来年1月、アルゼンチンにある南米大陸の最高峰アコンカグア(6962㍍)に挑戦する。登頂に成功すれば山頂付近から滑降をするという。

 息子の豪太さんはじめサポート隊が支援してくれるとはいえ、86歳にしてすごい意気込みだ。アンチエイジングに驚かされる。53歳の時にも登頂に成功し、世界7大陸の最高峰でスキー滑降に挑戦した最後の山である。

 一方、目覚ましい活躍をしている若い登山家もいる。早稲田大政治経済学部在学中の南谷(みなみや)真鈴(まりん)さんだ。13歳から登山を始め、アコンカグアに登ったのは2015年1月。受験勉強をしながらの高校3年生だった。

 国際チームの一員で、脱落する人もいて、女性は彼女ひとり。それが心細かったらしいが、登頂を果たすと感動をメンバーと分かち合った。

 16年5月には世界最高峰のエベレスト、7月には北米最高峰のデナリ(旧称マッキンリー)に登頂し、1年半でセブンサミッター(世界7大陸最高峰登頂者)に。19歳の少女が日本人最年少記録を更新した。古い世代の登山家たちには考えられないような記録だ。

 気流子が大学山岳部に所属していた1970年代、海外の山に挑戦する学生はまれ。某大学山岳部が先陣を切ってヒマラヤで合宿をしたが、遭難事故を起こして活動は停止した。この数十年、驚くべき速さで登山界は変化している。地球はより小さくなり、自然界は険しさを減少させつつあるらしい。