宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、探査機…


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、探査機「はやぶさ2」が投下した2台の小型探査ロボット「ミネルバ2-1」が、小惑星「りゅうぐう」への着地に成功したと発表した。

 りゅうぐうは地球から約3億㌔離れ、直径約900㍍。りゅうぐうに探査機を到着させるには「日本からブラジルにある長さ6㌢の的を狙う」ほどの精度が求められると言われる。送られた画像は、そんな遠くの出来事とは思えない迫真性がある。

 初代はやぶさはトラブルが続き、辛うじて地球に戻ったが、多くの夢を運んできた。はやぶさ2はそれからわずか数年後、日本の技術の粋を詰め込んで大幅な機能向上を成し遂げたことになる。

 今後、ロボットは地表を撮影してはやぶさ2本体に送信し、自分の判断で別の場所にジャンプして観測を繰り返す。その撮影画像を元に10月には、はやぶさ2がりゅうぐうに着地し、試料の採取に挑むことになる。

 今、このはやぶさや米航空宇宙局(NASA)からの探査機打ち上げなど、太陽系の外にある惑星(系外惑星)の探査はバラエティーに富んでいる。世界には軍事目的で宇宙開発を進める国もあるが、系外惑星探査には「生命の起源を追求する」という一貫した目的がある。

 科学者には、今まで以上に平和の追求を見据えた研究が求められていると言えよう。わが国は既に有人輸送につながる技術も有している。宇宙の平和利用の世界的競争に絡んでいきたい。