世界日報 Web版

週明けの朝食後、NHKの朝ドラ「半分、…


 週明けの朝食後、NHKの朝ドラ「半分、青い。」が始まる少し前に突然、アラームが鳴り、画面は大地震を警告する「緊急地震警報」に切り替わった。関西、四国、中国などに警戒呼び掛けがあり、南海トラフ巨大地震の恐怖がよぎった。

 震源地は大阪府北部で最大震度6弱(マグニチュード6・1)。マグニチュードの割に震度が大きいのは震源の深さ(13㌔)が浅いためだが、すさまじい揺れに襲われる局部的な地域では大きな被害が出る。通勤・通学ラッシュを直撃し、これまで計4人が死亡。

 痛ましいのは、大阪府高槻市の通学路沿いでプールの壁が倒れ下敷きになった小4女児(9歳)である。近くにいた大人5~6人でも持ち上げられず救助できなかったという。

 通学路であり、事前に危険をチェックできなかったのかと悔やまれる。関西一円で停電やガス供給停止、水道の断水、道路陥没などインフラ・トラブルも相次いだ。新幹線や在来線、航空便など交通機関も一時停止したほか、建物崩壊、火災なども起き都市機能も大きく混乱した。

 同規模の余震も予想される。熊本地震のように後の地震の方がさらに大きな本震だった例もあり、警戒が必要である。

 翻って、首都直下地震が言われる東京では、都が3月に公表した調査結果によれば、旧耐震基準(1981年5月以前)の大規模建物で震度6強以上だと危険性の「高い」建物が154棟に上る。できる限りの対策を講じるべきである。