先日、大阪随一の観光スポット、大阪城に…


 先日、大阪随一の観光スポット、大阪城に足を運んだ。ちょうど大阪城へのイルミネーション照射開始の日ということもあって、国内外から多くの観光客が詰め掛けていた。

 大阪城最大の石は、桜門から本丸に入って正面にある「蛸石」で、高さ5・5㍍、幅11・7㍍。第2位は、京橋口枡形の中、京橋口を入って正面に見える「肥後石」(54・17平方㍍、約120㌧、33畳敷)だそうだ。

 大阪城公園の中央にある天守閣がとても美しい。堀が巡らされ、その周りは府民たちの憩いの場所となっている。

 巨石群や公園の広大さに改めて驚かされたが、久方ぶりに訪ねて目を見張ったのは、大阪城の入り口に近いJR京橋駅付近の光景だ。そばを淀川が悠々と流れ、オフィス、ホテル、商業施設などの入った超高層ビルが林立している。

 経済、商業の一大拠点にしようと、大阪市と大阪府に本社を置く大手企業などが共同で開発。京橋駅付近を中心に、この10年ほどで街並みがずいぶん変わった。この地域は大阪城の北東に位置し「大阪ビジネスパーク」と呼ばれている。

 東京では2020年の五輪開催に向けて交通網が整備されるほか、選手村ができる湾岸エリアでは開発ブームが加速することが期待されている。これに刺激を受けて、大阪もぜひ奮起してほしい。梅田とともにこのビジネスパークには、まだまだ発展の余地があるように思われる。