南米原産で強い毒を持つヒアリが、兵庫県を…


 南米原産で強い毒を持つヒアリが、兵庫県をはじめとする7都府県で相次いで見つかった。中国やオーストラリアなどからのコンテナ船に忍び込んできたようだ。国土交通省は、巣作りを防ぐための緊急工事を68港で実施する。

 刺されると重症の場合は死に至ることもあり、「殺人アリ」の異名を持つこのアリ、日本在来種と違って見るからに獰猛(どうもう)な感じがする。水際作戦で繁殖は何としても阻止してほしいものだ。

 片や見た目が可愛(かわい)くとも、害虫として猛威を振るう昆虫もいる。日本在来種のマメコガネは、体長1㌢ほどの文字通り豆のような可愛らしいコガネムシで、草むらでもよく見掛ける。それが大豆やブドウの葉を食い荒らすので、米国では「ジャパニーズ・ビートル」の名で恐れられている。

 1日付読売新聞のジュネーブ特派員電が、このマメコガネが今夏スイスで初めて発見され、当局が警戒を強めていると伝えている。ワイン造りが重要産業の一つである欧州で、ブドウの葉を食べるこの虫は、大きな脅威に違いない。

 この記事によると、マメコガネは温暖化に伴い、欧州を北上し生息域を広げており、2014年にはイタリア北部のワイン産地ロンバルディア州でも発見されている。

 マメコガネに限らず、温暖化によって、多くの野生生物の生息域の北限が上昇しているという。ヒアリが日本で発見されたのも、そのことと関係がないのか気になるところである。