蒸し暑さでクーラーをかけていないと眠れ…


 蒸し暑さでクーラーをかけていないと眠れないくらいになっている。そんな暑い日は食欲も失せ、ソーメンなど麺類がご馳走となる。

 ソーメンに欠かせないのが、薬味となる大葉である。繁殖力が旺盛な大葉は、毎日摘んでも重なるように繁茂している。その大葉に、よく丸い虫食い穴が開いている。

 気になって葉裏をつまんで見ても、虫が見つからない。不思議に思っていたら、家庭菜園で野菜を作っている知人が「ナメクジが原因だ」と言う。チョウや蛾(が)の幼虫ではないかと思っていたので驚いた。

 調べてみると、大葉を食害しているのは、ヨトウムシ、アブラムシ、ハダニなどが主だが、確かにナメクジも挙げられている。和製ハーブの大葉は、虫があまりつかないという印象があるが、そうではないらしい。

 現在、健康を重視した有機農業が注目されている。しかし、虫取りや草取りなど大変な作業を要する。費用対効果の面からみても、なかなか取り組みが難しい。それでも、化学肥料にあまり頼らない有機農業は、食の未来を考える上で、今後ますます注目していく必要がある。

 家庭菜園とまではいかなくても、台所で簡単に野菜を育てる方法がある。料理に使って残ったニンジンやカブなどの根を水につけておけば、葉が生じてくる。また、手軽にミニトマトやハーブなどを栽培できる人工のキットも売られている。この夏、少しでも自然の生命に触れたいものである。