世界日報 Web版

オープンした日系カジノ


地球だより

 ベトナムの首都ハノイで11日、日系カジノ「ハリウッドワン・ゲーミングクラブ・ハノイ」がオペラハウスに近い繁華街で開業した。

 カジノは五つ星ホテルの地下にあり、ルーレットやバカラ、さらにスロットマシンなどカジノゲーム機を置き、24時間利用することができる。

 これまでの東南アジアのカジノは、シンガポールを例外に豊かな隣国の富裕層をターゲットにしていた。水が高きから低きに流れるのにも似ている。

 博打(ばくち)が禁止されているタイの富裕層をターゲットにしたカジノが、ミャンマーやラオス、カンボジアの国境周辺には目白押しだ。

 また、中国と隣接するベトナムには、北部の国境にカジノが開設されている。商都ホーチミン市の資産家をターゲットにしたカジノが、カンボジア側の国境にはある。だからカジノの様相を見るだけで、東南アジアの経済格差の状況は一目瞭然だった。

 その意味からすると今春、ハノイでオープンした日系カジノは、これまでと意味が違う。

 「ハリウッドワン」の経営主体は、北海道、東北、関東にパチンコホール30店舗を展開するベガスベガス(山形県山形市)。同社は日本のカジノ解禁を次のビジネスチャンスのスタートラインと設定、ベトナムでカジノビジネスのノウハウを蓄積した上で日本で勝負に出る腹積もりだ。

(T)