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年長者もスキーホリデー


地球だより

 2月下旬から3月上旬にかけて、フィンランドの学校では1週間のスキーホリデーがある。ただ面白いことに、このスキーホリデーは地域ごとに期間が異なる。ヘルシンキなど南部地域から始まり、その後時期は北上していく。

 このスキーホリデーは1926年、体育の先生が、冬の間ほとんど教室で過ごす学童たちの健康と体力づくりのために、学校を休みにして1週間スキーをしようと提案したのがきっかけだ。1930年代に元アスリートのラウリ・ピヒカラ氏の政治運動により、法律で定められた。

 この時期は、親たちも会社を休んで子供たちと一緒にスキーを国内外で楽しむのだ。

 フィンランドはほとんど平地なのでダンヒルスキーというより、クロスカントリースキーが主流だ。それぞれの地域にある森林や凍った湖などにクロスカントリースキーができる道が設けられている。その道はスキーをする人以外は立ち入り禁止だ。

 数年前、近くの国立公園を散歩していた時、間違ってスキーのトレイルに迷い込んだことがある。

 そこでスキーをしていた人から、「あなたはスキー・ストックをどこかで落としたのか」と冗談めかして言われたことがある。その時、初めてスキーをする人以外は立ち入り禁止なのだと知らされた。

 クロスカントリースキーを楽しんでいる人たちの多くは、若い人たちよりは50代以上の年長者たちだ。もはや生徒より、小さい時からスキーに慣れ楽しんできた人たちのホリデーかもしれない。

(Y)