弔い合戦の歴史戦、北方領土の主権は譲れない


山田 寛

 先日、中村登美枝さん(92)の訃報を受けた。

 2次大戦終戦の1945年、19歳の中村さんは朝鮮北部に侵攻したソ連軍に追われ、朝鮮最北端から10カ月かかり38度線にたどり着く。途中で両親が死亡、3~16歳の孤児12人(途中合流も多く最後は約50人)を引率しての大逃避行だった。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ