喉の痛みにプロポリス


地球だより

 ブラジルは健康食品や薬草の宝庫だ。日本でもよく知られる滋養強壮効果のあるガラナやアサイーの実などさまざまな健康食品がある。市中を歩けば、健康食品を集めた店も多く、その効能は滋養強壮からダイエット、風邪、糖尿病、神経痛まで通常の病気や体の不調すべてを網羅するほど。

 あくまで補助食品なので、店の説明や売り言葉をそのまま鵜呑(うの)みにするのは避けたい。そんな中でも、記者が長年愛用しているのがプロポリスだ。プロポリスは、ミツバチが木の芽や樹液、花の蜜などを集めたもので、スプレーやスポイト式のものがある。

 記者がプロポリスを利用するきっかけとなったのは、風邪を引いたことだ。喉の痛みが収まらないので、知人に相談したところ、プロポリスを勧められた。半信半疑でスプレータイプを購入、最初はその苦味に驚いたが、それ以上に驚いたのが、喉の痛みが和らいだことだった。

 それ以降、プロポリスを愛用し、日本の知人にもお土産として分けている。当然のことながら、効き目を感じない人もいれば、「喉の痛みなどに本当に効く」と言ってリピートを頼まれることも。

 ブラジルの自然食品の多くは、先住民族が森で生きてきた知恵からきているものが多いという。わが家では、プロポリスが家族全員の必需品となっているが、日本ではそれなりに高級品として扱われており、これも驚いたことの一つだ。

(S)

(当記事のサムネイルはWikipediaから引用いたしました)