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「すき家」も悪くない


地球だより

 南米ブラジルは、100万人以上という世界最大の日系人人口を抱えるだけに、日本食レストランが多く、メニューも豊富だ。最大都市サンパウロでは、近年始まったラーメンブームが続いており、人気店では行列が絶えないほど。

 ただし、人気ラーメン店の値段は非常に高く、日本の相場を知っている者からすると複雑な気持ちになるのも確かだ。

 また、ブラジルでの日本食レストランは高級店というイメージがあり、ランチもブラジルの一般的なものに比べると割高だ。

 こうした中、手軽な日本食レストランとして気を吐いているのが、「すき家」だ。2010年にブラジル1号店を出した後、現在はサンパウロを中心に20店以上を展開している。日本のすき家と違うのは、店内がファミリーレストラン風で、店員が注文を取りに来るのを待つのが基本的なスタイルだ。

 記者がよく利用するのは、パウリスタ通りに近いすき家だが、夜遅くでも日本食が早く手軽に食べられる便利さは代え難いものがある。店員も非常によく教育されており、日本語の挨拶に始まって接客もフレンドリーで丁寧、心地の良い空間だ。

 日本のすき家と決定的に違うのが、ラーメンや、ブラジルならではのいろいろなトッピング、抹茶ドリンクなど、これでもかというほどのバラエティーに溢(あふ)れたメニューだ。担々麺まであるのには感心するほかない。

(S)