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ボクサーが弱いって?


地球だより

 日本に来るタイ人ボクサーが弱すぎると問題になっている。

 日本ボクシングコミッション(JBC)は毎年、招聘(しょうへい)禁止ボクサーを発表している。昨年も無気力試合や実力不足などを理由に60人がブラックリストに登録された。そのうち51人がタイ人だ。

 ボクシングファンならとても見ていられないほどヘタクソだったり、やる気がなかったり、打たれてもいないのにバッタリ倒れてKOになったりした者もいた。中には基本的なガードすらおぼつかず、危険度の高いボクサーもいた。

 昨年前半のタイ人ボクサーの日本での戦績は、2勝80敗と散々だ。

 こうした外国人ボクサーが多数、来日するのは、日本人ボクサーに「噛(か)ませ犬」と戦わせ、輝かしい勝利の戦歴を創出すると同時に自信を付けさせるためだ。

 だが、観客をバカにしたような、こうしたやらせ試合は、結局、本当のファンを遠ざけることになりかねない。

 それに一言、タイ人ボクサーの名誉のためにも言っておくが、小遣い稼ぎのために来日しているボクサーと違い、高いテクニックと強力なパンチ力を持ったボクサーは結構多くいる。

 そうしたボクサーの一人が、「タイのタイソン」と呼ばれ、WBA世界スーパーフライ級王座を19度防衛したサウスポーのカオサイ・ギャラクシー選手だ。ボクシング戦績は49勝(43KO)1敗。やがて伝説の人物に列せられることは間違いない。

(T)