イースター・マンデー


地球だより

 4月21日はローマ・カトリック教会が「イースター・マンデー」と呼び、欧州のカトリック教国では祝日だ。

 オーストリアではイースター休暇といえば、小学校から大学まで長いところで2週間休みだ。イースター・マンデーはその最後の休日だ。

 復活祭はクリスマスとともにキリスト教会の二大行事の一つ。イエスの生誕を祝うクリスマスとは違い、イエス・キリストが十字架で亡くなった後、3日目によみがえったことを祝う「復活祭」は移動祝日だ。

 “復活したイエス”によってキリスト教が始まったことから、復活祭がキリスト教会では最も重要なイベントと言えるかもしれない。

 聖週間を簡単に紹介する。13日は復活祭前の最後の日曜日。エルサレム入りしたイエスをシュロの枝で迎えたことから「シュロ枝の主日」と呼ぶ。17日は復活祭前の木曜日で、イエスが弟子の足を洗ったことから「洗足木曜日」だ。

 18日は「聖金曜日」でイエスの磔刑の日であり、「受難日」「受苦日」とも呼ばれる。

 フランシスコ法王は19日夜から20日にかけ復活祭記念礼拝を挙行し、サン・ピエトロ大聖堂の場所から広場に集まった信者たちに向かって「ローマと全世界へ(ウルビ・エト・オルビ)」と呼ばれるメッセージを発表、公式の祝福を行い、復活祭の一連の行事を終えた。

(S)