コラム 上昇気流
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 「都立高校で奉仕活動を必修化しましたが、都教委の力だけではできませんでした。国の教育行政がきちんと機能していれば、首長が危機感を募らせることはなかった」

 「大阪維新の会」が2月に府・市議会へ提出予定の教育基本条例案について、月刊「教育再生」1月号(日本教育再生機構発刊)の座談会で山谷えり子参院議員。条例案に賛意を示しながらも、その限界についても指摘して興味深い

 座談会出席者の一人である下村博文衆院議員も「条例案は両刃の剣」と述べている。条例案のポイントは「知事が教育目標を設定する」との箇所で、主な狙いは、知事(首長)が教育現場や教育委員会に政治的イデオロギーを持ち込む教職員組合の横暴を抑えることだ

 首長の権限の法的裏打ちがあれば、確かに可能になるが、果たしてそのようにできる首長がいるのか疑わしい。むしろ「政治的中立性を担保する法律改正」が必要になってくる

 もとより、学校教育に対しては地元自治体の指導力が欠かせない。しかし、文科省の無為無策で国家の教育目標が明確でないため、組合教師が手前勝手な内容を生徒に教えている。条例案提出の意義を認め、その問題提起を深刻に受け止めるべきだ

 義務教育過程は、国家の教育目標を達成するため、教師が厳しく生徒を指導する段階だ。その内容について、あくまで国が方針を示し自治体がそれに沿っていくことが重要となる。