日本経済内外環境の不透明


尾関 通允

世界に警戒要因が山積

経済ジャーナリスト 尾関 通允

 日本経済を取り巻く内外環境条件が決してよくないことは、否応なしに景況不振に直結せざるを得ない。先行きもすこぶる付きの不透明性を色濃く帯びている。

 その実態は経済諸指標を一覧すれば、だれの目にも明らかであろう。広告費を除いて、生産・出荷・在庫・在庫率ほか、いずれも低調、日銀はついに一部マイナス金利導入に至っている。所得格差・消費能力格差・企業の活躍格差も、同様だろう。外的条件がよくないことが響いたせいもあってだろう。アベノミクスの成果も見えてこない。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ