G20で安定に行動求めた保守系、緩和依存に決別求めたリベラル紙


◆現状容認と現状批判

 世界的に株価が乱高下を繰り返し金融市場の動揺が続く中、その沈静化を目指した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が、動揺の震源地の一つ、中国の上海で開かれた。議長国はもちろん中国である。

 上海G20は成果として、世界経済の回復と金融市場の安定に向け、財政出動を含め全ての政策手段を動員するとの声明をまとめた。為替相場についても、緊密に協議し、各国が輸出競争力を高めるために自国通貨を切り下げる通貨安競争の回避を確認した。


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