2003年11月9日・世界日報紙より

日本文芸アカデミー賞表彰式

大賞の内田さん「誠に光栄」

竹脇無我氏はゴールド賞


日本文芸アカデミー賞の大賞はじめ優秀作品に選ばれた各氏と古川のぼる氏(中央で杖を持っている)=2003年11月8日、都内で
 日本初の高年齢者(五十−百二十歳)を対象にした第三回日本文芸アカデミー賞(特定非営利活動法人・日本アカデミー協会主催)の贈呈式・祝賀会が八日、都内で行われた。応募総数は、今回から新設の日本文芸ミネルヴァ賞(五十歳未満が対象)を含めて二百十六点だった。

 古川のぼるNPO日本アカデミー協会理事長は「五十歳以上の方で、国際的に貢献しているとか、地域に役立っている方の優秀な作品が日本中に埋もれている。そうした人が、もっと元気を取り戻してもらいたい、文化に貢献してもらいたい」とあいさつした。

 小説部門(『樹林遙か』講談社)で日本文芸アカデミー賞大賞を受賞した内田和子さん(84)は「誠に光栄なこと。人生も終わりに近づいてきて、このような栄えある日が来ようとは考えてみなかった。今までの苦労が一気に吹き飛んだよう」と、その喜びを語った。

 また、ノンフィクション部門(『沖縄新時代宣言』世界日報社)で同じく大賞受賞の木下義昭世界日報社社長・主筆は「大手紙や地元の二大紙は、在沖縄米軍が少しでも何かをすれば、それを悪いことのように誇大に報道する。米軍の実態は、悪いことだけではないという事実を国民に知らせたかった」と、沖縄が地政学的に重要であると説明をした。

 『凄絶な生還』(マキノ出版)で自分史部門ゴールド賞を受賞した俳優・竹脇無我氏は冗談を交えながら、「(書籍の副題に)『うつ病になってよかった』とあるが、うつ病が治れば、もっと良い人生が歩める。そういうことを書いた。古川先生の話を聞いていて、多少は世のためになったという実感がわいているところ」と、控えめに喜びを語った。



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