編集部

【上昇気流】(2024年4月17日)

「先の戦争」の話を福島県会津若松市に住む古老に聞かされたことがある。てっきり「先の大戦」と思って耳を傾けていたが、薩摩や長州といった言葉がやたらと出てくる。それで恐る恐る尋ねてみた。「あの、先の戦争というのは、いつの戦争ですか」。途端に叱られた。「先の戦争と言えば、戊辰(ぼしん)戦争に決まっておろうが」。

動物の出産・子育てに学ぶ

警察は昨年、虐待の疑いで児童相談所に通告した子供の数が初めて12万人を超えたという。このニュースを聞いてかつて取材した小児科医(女性)の話を思い出した。「自分が生んだ赤ちゃんを『可愛(かわい)いと思えない』と苦しむ若い母親が増えている」

【羅針盤】誇りある国に人口は増える

少子高齢化の加速が顕著である。非婚化と晩婚化を背景として出生数が減少している。

【社説】イラン報復 エスカレーションを許すな

イスラエルが今月初め、シリアのイラン大使館を空爆したことを受け、イランがイスラエル領への報復攻撃を行った。イランがイスラエル領を直接攻撃するのは初めて。事態がエスカレートすることは誰も望んでおらず、地域を巻き込んだ紛争に発展することは避けねばならない。

【上昇気流】(2024年4月16日)

「生物多様性増進活動促進法」が成立した。多様性保全のため企業などが地域を設定し環境省が認定してきた「自然共生サイト」を法制化するものだ。外来種駆除の手続きなどが簡素化され、取り組み企業のブランド価値を高め後押しする。

パンデミック条約反対に「1万人以上」集結

今年5月に世界保健機関(WHO)が総会で採択する予定のパンデミック条約と国際保健規則(IHR)の改正案に反対するデモ行進(主催・パンデミック条約に反対する会=佐藤和夫会長)が13日、東京都豊島区で開かれた。デモに先立ち、新宿区の牛込箪笥区民ホールで行われた決起集会では、400人の会場が満席となり、登壇者たちがコロナワクチンの危険性を訴えた。

イラン核施設攻撃の懸念 イスラエル、報復受けシナリオ

イランによるイスラエルへの報復攻撃を受けて一つ懸念が出てきた。イスラエルがイランの核関連施設の攻撃に乗り出すのではないかということだ。

【社説】万博まで1年 魅力高める情報発信に努めよ

2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博まで残り1年を切った。しかし、機運は高まっていないのが現状だ。万博の成功に向け、魅力を向上させる情報発信に努める必要がある。

【上昇気流】(2024年4月15日)

宇宙創成時の万物に質量を与えた「ヒッグス粒子」の存在を提唱し、2013年にノーベル物理学賞を受賞したピーター・ヒッグス英エディンバラ大名誉教授が亡くなった。宇宙創成論議を大いに活性化させた人物だ。

【羅針盤】座談会 ウクライナ戦争と日本の教訓(上) リーダーを先頭に徹底した抗戦意志 備蓄・国民防護へ継戦能力増大を

本紙コラム「羅針盤」では毎週、安全保障、国際、社会問題等で日本の進むべき道を説いている。今回、その筆者である有識者の遠望子、呑舟、遊楽人3氏が一堂に会し、ロシアのウクライナ侵攻2周年に当たり日本の教訓と課題を提示する。

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