豊田 剛

台湾有事リスク 薄い危機感 国際社会が連帯を 総統・立法委員選 対中最前線 台湾の選択(1)

4年に1度の台湾総統選と立法委員(国会議員)選挙が13日、投開票日を迎える。中国と距離を置き対米関係を重視する与党・民進党と、対中融和路線の最大野党・国民党を軸に、主要3政党が競う。東アジア・世界の安全保障に大きな影響を与える同選挙の主な争点を現地から報告する。

岸田内閣 政治不信で解散見通せず 選挙イヤー2024 民主主義陣営の危機(2)

岸田文雄首相は昨年5月のG7広島サミット(先進国首脳会議)を成功させたが、それ以来、政権の求心力は低下の一途、国民の間に政治不信が蔓延(まんえん)している。岸田首相にとって今年は正念場の年になる。

民進党、継続も厳しい政権運営 接戦で過半数の獲得困難 台湾総統選・立法委員選

世界中から注目を集める台湾総統選挙が13日に投開票される。昨年11月、中国に融和的な最大野党・国民党と中道路線で若者から支持を集める第2野党・民衆党の野党連合が実現しなかった。その頃、国民党の支持率が与党・民進党に一時的に接近したが、民進党がリードし続けている。

【令和6年の日本を語る】政治資金規正法改正せよ 自民は支持されるリーダーを 政治評論家 田村重信氏

岸田首相は「新しい資本主義」や「異次元の少子化対策」という大きなスローガンを掲げているが、具体的な政策に乏しい。国民に分かりやすく説明する必要がある。今、岸田首相に必要なのは、きちんと話す力を付けることだ。政権スポークスマンである官房長官の仕事も大切で、昨年12月に就任した林芳正氏には特に、きちんと説明することを期待したい。

【令和6年の日本を語る】政府は積極財政に舵切れ 国民から豊かさと幸せ奪うな 元航空幕僚長 田母神俊雄氏

首相はどんなに批判されても国家・国民のために頑張るのがリーダーとしての役割なのだが、岸田文雄首相は実に批判に弱い。国をどうしたいのかのビジョンが明確ではなく、国民だけでなく米国からもあれこれ言われて右往左往している。結局、総理になりたかっただけの人に見えてしまう。三つでも五つでもいいから総理の任期中にやりたいことを列挙すべきだ。

保護者負担少ない少年野球チーム 笹川スポーツ財団がシンポジウム

少子化や家族のあり方の多様化が進む今、保護者の負担が少なく、どのような家庭の子供でもスポーツを楽しめる環境をどうつくっていくのか。笹川スポーツ財団はこのほど、子供のスポーツ離れを食い止めることをテーマにシンポジウムを開き、東京都練馬区を拠点とする練馬アークス・ジュニア・ベースボールクラブの中桐悟代表が基調講演した。

【インタビューfocus】「内なる国防は家庭に在り」江東区児童家庭支援士・近藤倫子さん

日本には古来から子供を大切にする文化があり、西洋から子供の権利や人権について学ぶ必要はない。こう主張する東京都江東区の児童家庭支援士の近藤倫子さんは、日ごろから「内なる国防は家庭に在り」と説き、岸田政権が法制化した「LGBT理解増進法」や「こども誰でも通園制度」は日本の価値観にそぐわないと訴える。近藤さんに日本が目指すべき子育て政策について語ってもらった。

「中国は歴史を直視せよ」 元台湾副総統・呂秀蓮氏インタビュー(下)

――来日した目的は。下関条約(日清講和条約、1895年)を記念するフォーラムを来年4月17日に開催したいからだ。中国政府はたびたび、世界に対して台湾を「一体不可分な領土」と主張しているが、これは大きな間違いだ。

日台韓で世界平和モデルを 元台湾副総統・呂秀蓮氏インタビュー(上)

台湾で女性初の副総統を陳水扁政権時代(2000~08年)に務めた呂秀蓮氏がこのほど来日し、世界日報の単独インタビューに応じた。呂氏は、台湾海峡やアジア太平洋地域の平和と安定のために日台韓で「民主アジア連盟」の設立を提唱。来年1月13日に投開票される台湾総統選の見通しなどについても語った。

【特報】ソフトパワーで平和構築 日台韓は「運命共同体」元台湾副総統 呂秀蓮氏

台湾で陳水扁政権時代に女性初の副総統を務めた呂秀蓮氏(79)はこのほど来日し、世界日報の単独インタビューに応じた。混乱する世界情勢の中で、日本と台湾と韓国は「唇歯輔車(しんしほしゃ)」(運命共同体)の関係であると強調。同じ民主主義の価値観を持つ日台韓がソフトパワーを生かして連携すれば、「世界の平和と安全の牽引(けんいん)役になれる」との持論を展開した。また、自身の理念を実現する上で女性が果たす役割の大きさを強調した。

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