岩崎 哲

【韓国】三・一運動の根は自由主義

韓国の「三・一独立運動」記念日に大統領が式典で述べる記念辞は日本に関して語られることが多かった。だが今年、尹錫悦大統領は日韓関係には言及せず、運動の根にあった「自由主義」に焦点を当てて注目を集めている。

【韓国】民主主義を危機に追い込む無限対決 閉じられた保守と進歩

韓国では4月の総選挙がいよいよ佳境に入っている。韓国の政治意識を論じるときに出るのが「保守30%、進歩30%、中間層40%」だ。保守と進歩の支持層はそれぞれ「岩盤」に近く、これ以上に増えもしなければ減りもしない。大統領選を行えば得票率で「51対49」の僅差になることが多く、中間層をどれだけ取り込んだかで勝負がつく。

お粗末な新潮の暴露記事、女性議員の不貞より重要な中国秘密警察

なんともお粗末な暴露記事が週刊新潮(3月7日号)に掲載された。自民党の広瀬めぐみ参院議員(57)の「歌舞伎町ラブホ不倫」である。

「ワクチンの真実」を論証し正しい判断のための議論促したNW日本版

新型コロナワクチンは効果があったのか、それもと人体に何らかの悪い影響を残したのか。コロナ禍が収まってみて「あれは何だったのか」の思いを持つ人々は多い。それを受けてなのか、ニューズウィーク日本版(2月20日号)が「あなたが打ったワクチンの真実」を特集している。

金正恩氏の挑発と胸の内

「もはや同族ではないから南側を核攻撃する」。年初、北朝鮮の金正恩総書記がこれまで掲げてきた「3代世襲」の正統性を担保する「祖国統一」の旗を下ろし、韓国を「主敵」と規定しながら「南半分の領土を平定する準備をせよ」と発言して衝撃が走った。これに対して米国の北朝鮮専門家は「韓国動乱直前に匹敵するほど危険」とまで強く反応したのだが、意外にも韓国ではそれほど大騒ぎはしていない。

総選挙を控えた韓国政治 「第三地帯」の2人が対談

4月に総選挙を迎える韓国では与野党の対決の他に「第三地帯」と呼ばれる政治勢力が形成されつつあり、その動向に注目が集まっている。有力者が与党、野党それぞれから分離し、これが統合するか、協力態勢を組むのか、ヨイド(日本でいう永田町)の最大関心事になっているからだ。

「派閥解散」は自民党内の権力闘争の道具にすぎないと指摘する新潮

事の本質は避けられて、枝葉末節にばかり焦点を当てている―。メディアの報道を見ていて庶民が素朴に感じることだ。自民党「裏金」問題、お笑いタレント松本人志さんの性乱倫騒動、等々。読者、視聴者には事の本質が見えているのに、それを報じる側はまるでプロレスの悪役の凶器が一人見えないレフェリーのようなのだ。

韓国「586運動圏」の素顔 「民主」とは程遠く

韓国では4月の総選挙を控えて「586運動圏退出の声が高まっている」と言う。「586」とは2010年ごろ50代となり1980年代の学生運動に関わった1960年代生まれの世代をいう。「運動圏」とはその学生運動を担った核心運動家たちを指し、その後、司法、労働、教育、メディアなど社会の各界各層で主流となっていった世代のことだ。

韓国「韓東勲氏」 評論家10人が多方面から分析

韓東勲(ハンドンフン)―。日本から見ていて韓国政界にいきなり登場した名前である。与党国民の力の非常対策委員長に就任した。金起炫(キムギヒョン)代表の辞意を受け、党内のごたごたをまとめつつ、4月の総選挙の陣頭に立つことになる。

「安倍派が逆襲の準備」とポスト、新潮は逆に「大物立件」の可能性報ず

選挙の年が始まったと同時にわが国は能登半島地震、日航機衝突事故と立て続けに災難に見舞われた。中国には「天人相関説」というのがある。天変地異や災厄は君主の不徳に因するというものだ。科学的な話ではないが、権力者に「徳政」を促し謙虚さを求める言葉である。

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