グローバリズムと国家 国民主権を守るトランプ氏


 日本ではほとんど知られていないが、トランプ米政権のホワイトハウスで読まれている一冊の本がある。保守系シンクタンク、ハドソン研究所のジョン・フォンテ上級研究員が2011年に出版した『ソブリンティ・オア・サブミッション(主権か服従か)』である。グローバリズムから国家主権を守る重要性を説いたものだ。

 この本は、トランプ大統領の国連演説に大きな影響を与えたとされ、トランプ氏は国家主権を意味する「ソブリンティ」「ソブリン」という単語を一昨年の国連演説では21回、昨年は10回使っている。


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